今回ノンジャンルバトンということで私の独断と偏見でバトンを渡させて頂きますのは、アルゼンチンを中心に南米幅広く旅し、著書「指さし会話帳シリーズ・アルゼンチン」やラティーナでのご執筆、様々なメディアでもご活躍の谷本雅世さんです!
某ボランティアでアルゼンチンに暮らしたことがきっかけでアルゼンチン音楽に目覚めたタニィこと谷本雅世です。
タンゴといえばガルデルやピアソラの名曲群、ショー&コンサートで思わず口ずさんでしまう定番曲など多数ありますが、私がアルゼンチン音楽・文化ライターの道に進むきっかけとなった「運命的な出会い」を感じたタンゴをご紹介します。
アルゼンチン、ブエノスアイレスの風
http://www.tanimon.com.ar/
谷本雅世さんのブログ
毎日がブエノスディアス!
http://blog.tanimon.com.ar/
ブエノスアイレスは有料・無料に限らず毎夜ライブが開催され文字通り「音楽あふれる街」「眠らない街」の形容が当てはまります。
この街で聴くことのできる音楽はタンゴだけではなく、フォルクローレはもとよりジャズ、ロック、ポップス、実験音楽などもとてもレベルが高く、世界でも高い評価を得ています。
互いに影響を請け合っているウルグアイ音楽(カンドンベやムルガといったカーニバル音楽など)も聴けます。
ぜひ、タンゴ以外の音楽も聴いてみてください。新しい発見があると思います。
アルゼンチン音楽の詳しい紹介については弊HPやMixiコミュ「アルゼンチン音楽&周辺音楽」、世界の音楽雑誌「ラティーナ」でも紹介しています。(タンゴに関しては夫であるタンゴ研究家の西村秀人が毎月連載しており私よりずっと詳しいです。)
アルゼンチンの旅と文化については「指さし会話帳シリーズ・アルゼンチン」もおすすめです。(アルゼンチン文化と音楽の本を企画中)

旅の指さし会話帳40アルゼンチン - 谷本雅世(情報センター出版局)
詳細はこちら
実を言うとジャンル関係なく聞くので、タンゴ関係音楽愛好家の友人はそんなに多くはありません。
同様に様々なジャンルを聴いたり演奏する友人や演奏家、歌手の友人が多いです。
タンゴも演奏される演奏家でお話を聞いてみたい方は、2008年春に『7つのピアソラ』でお世話になったベーシストの齋藤徹さん。
http://web.mac.com/travessia115/tetsu/Tetsu_Saitoh_Travessia_Home_Page.html
また、愛好家ではお話がとても楽しい「ピアソラ教(狂?)」フラワーアーティスト、工藤文雄さん。
日本在住タンゴ歌手では去年と今年里帰りし、ソロタンゴCD『カリシアス・デ・ナカル』が好評なロベルト・デ・ロサーノ。
http://blogs.yahoo.co.jp/baladaloco
・J.バットとM.マクリの演奏による『ナランホ・エン・フロール』
Naranjo en Flor by Julian Vat / Marcelo Macri CD "Tango Versions"
http://www.dada.it/music/julianvat_marcelomacri/tango-versions_1320967a....
http://www.todotango.com/spanish/las_obras/letra.aspx?idletra=206
現地に暮らして最初に印象に残ったタンゴ・アルバム。
曲:Virgilio Exposito / 歌詞:Homero Expositoによる戦前(1944)のタンゴを当時無名に近かったフリアン・バット(サックス)&マルセロ・マクリ(ピアノ)のドゥオが現代的に心地よくアレンジ。
2004年発売は再発で初盤は1996年だそうです。
バンドネオンもギターもない異色な印象のタンゴですが、いま聴いても瑞々しく南米らしさを湛えた落ち着いたタンゴに仕上がっていてお気に入りです。
二人は現在40代半ば。フリアン・バット Julian Vat(Vatenberg)はフルート/サックス奏者で作曲家
でもあり近年は2007年に引退したバレエ・ダンサー、フリオ・ボッカ&ボッカ財団のステージ音楽監督としても活躍。Tango x 2 やコペスのステージでの演奏経験も。http://julianvat.com/
マルセロ・マクリ Marcelo Macriはピアノの他にチェロも演奏し、女ゴジェネチェの異名をもつアドリアナ・バレーラの音楽監督を長く務めています。コンテンポラリー・フォルクローレの奇才ノラ・サルモリアのサポート経験もあります。
macri-castro-avilano
M.マクリ(p)、W.カストロ(B)、H.アビラノ(G)トリオによるアルゼンチン大統領府での演奏。
フリアン・プラサの名曲たち
http://download.music.yahoo.co.jp/shop/ic/11/1504091-4681828
http://www.todotango.com/spanish/creadores/jplaza.asp
かわってタンゴらしい数々の名曲を生み出したフリアン・プラサの作品よりDanzarin, Nocturuna,
Nostalgicoの3曲は特に魅惑的なタンゴだと思います。
老舗タンゲリアの名門"El viejo Almacen"で演奏していた在りし日のフリアン・プラサの姿が思い出される華のある美しいタンゴの数々が私の第2の故郷(ふるさと)ブエノスアイレスのイメージです。
現地では踊る楽しみも一応体感しましたが 「ミロンガで踊る人々を眺めながら良質な生演奏を聴く」 その事こそが最もリラックスしてタンゴを味わえるひとときでした。